美容外科という存在そのものが、特に我が国において、重要に捉えられていました。元々人間の健康美を追求するところから来ている以上、若返りすなわちアンチエイジング治療というものは、美容外科の求める究極のテーマだったと言えるでしょう。たとえば具体的には「加齢によるしわを伸ばす」という治療があるわけですが、美容エステティックならせいぜいオイルマッサージと加湿治療に終始するところを、美容外科では具体的に皮膚を切開して縫合し、リフトアップを実現するという技術ノウハウを獲得しました。
これと並行して、肉体の負担を極力軽減するというテーマもまた美容外科に課せられた重要課題でしたから、切開範囲はどんどん小さくなり、ついには切らずにリフトアップを実現するプチ整形へとたどりついたのです。近年の美容外科ではこうしたノウハウをハイブリッドし、より小さな外科的アプローチにヒアルロン酸注入などのプチ整形を加え、最小限の切開で最高の美容効果を得られるようになっています。
リフトアップなどのアンチエイジング治療の眼目は、シワを伸ばして若さを得た表情が、そのユーザー自身の若い頃の表情とかけ離れたものになっては本末転倒であるという思想です。人間性の復興と申し上げたのは、すなわちこの「健康ではつらつとした人生こそが人間の美を表現するものである」という考え方で、これこそが日本の、美容外科が目指してきたものだと思うのです。ですから美容外科でアンチエイジングの治療を受けられたユーザーのみなさん、実に自然な美しさなのです。そしてそこには、その人本来の個性というものがしっかり表れているのです。
本来の自分のルックスに激烈なコンプレックスを抱いていたという人はむしろまれであって、大部分の人は老化をのみ恐れているのだと思います。美容外科に求められるアンチエイジング治療というのは、ですから単純に「あの頃の自分に戻りたい」という熱烈な思いであるはずです。特にある程度の人生を歩んできた人たちにとって、自分の過去というものは振り返って懐かしむ宝なのです。若い頃の自分とあまりにかけ離れたルックスというものは、この際それほど求められていないと見るべきでしょう。
美容外科におけるアンチエイジング治療というものは、特に我が国においては実にまっとうで穏健であるということが言えるのではないでしょうか。また、だからこそ現在これほど多くのユーザーによって、美容外科が支持されているということが言えると思います。ここが、我が国の美容外科が諸外国とやや異なる部分であって、それこそが日本の美容外科が世界に誇るべき美点でもあるのです。
 :
美容外科の参考情報 : :→ : :美容外科から最新情報をお届けする、ヴェリテニュース|美容整形::::ヴェリテクリニック